今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

彼女の後姿を見送っていた航太が、

「さてと、俺も行こうかな」

 独り言をつぶやいた。


 お前、完全に俺のこと忘れているだろ。

 


「航太、彼女いたのか?」

 今まで一緒にいて、そんな話は聞いたことがなかった。
 しかも相手はけっこうかわいい子。

「彼女って?」

 とぼけたような顔をした。

「今の……」

「ああ、陽菜のこと?」

「そうだけど」

 他に誰がいる。あれだけ甘々オーラ出しておいて。


 はあ、航太は盛大なため息をついた。

「友達、なんだけどな」