今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「帰りは藤と佐々に送ってもらえばいいわ」

「うん。緋色、送ってくよ」

「こっちに来るのを知っていたら、迎えに行ったのに。ごめんな」


「そんな……時間が取れるなんて思ってなかったから、急にだったの。みんなの顔が見たいって言ったら、コーチが少しならいいよって許可してくれたから、急いで2階に上がってきたの。よかった、みんなの顔が見れて」

 緋色って子の心底安心したような笑顔に、場の雰囲気が何とも言えずほっこりと和む。

 ふわふわした子だよな。


「緋色座ったら?」

 って、席を立って譲ろうとした里花ちゃんに首を振って、


「ううん。もうすぐ試合だし、座っちゃったら席を離れたくなくなっちゃうから」

 なんてかわいいことをさらりと言う。


 その言葉に男子達もメロメロなのが一目瞭然。



 守ってあげたくなるような女の子だな。