今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

2人の男子が座ったところで、やっと落ち着いたかなって、ホッとして試合を観戦していると、

「決勝に上がってくるのはどっちかな」

 男子の1人の声がした。

「町田陽菜じゃないの?」

 さっきの女子の声。

「やっぱり、そうかな?」

「試合見てたけど、調子いいみたいよ。団体戦ではダブルスもシングルスもこなしていたしね。小、中学の記録にはダブルスはなかったはずなんだけど、今年から挑戦するようになったのかしらね」

 なんだ? その情報。
 小学ってそんなところまで調べてんのか?


「全中で対戦しているから、マークしているのかもね」

 歩夢がこそっと囁いてきた。


 他校生から陽菜の名前を聞くとは思わなかった。
 もしかしてこんな会話って、他でも普通にされてたりするのか。