今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「本性って、僕に裏でもある言い方だね。心外だなあ。僕って素直だからその時の感情がストレートに出ちゃうんだよね。本音と建て前って使いきれないから。イヤな思いをさせちゃったりしたら、ごめんなさい」

 僕はぺこっとお辞儀をして謝った。

「ウソつけ。しっかり使い分けてるくせに。この前のことだって俺が100パー悪者にされたからな。陽菜にどんだけ説教くらったって思ってるんだよ」

 航太って根に持つタイプだったけ?

 あれは確かに上手くいったけどね。
 陽菜に怒られてる航太を見て、すっきりしたもん。


「しーらない」

「知らないって、おまえなあ。陽菜に何日も口聞いてもらえなかったんだぞ。身に覚えのないことが原因でな。俺の信用を落とすようなことはやめてくれ」

 恨みがましい顏で睨まれちゃった。

 ホント、航太も陽菜には弱いよね。

 あのウソ泣き、効果抜群だったんだ。


 また使えるかな?
 なんて……考えていたのが分かったのかな。


 ギロッて、また睨まれちゃった。

 べつにいいもん。

 航太なんて怖くないし。