今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 バコン。

 空になったペットボトルで頭をはたかれた。

「痛いよ」

 たいして痛くもなかったけど、大袈裟に頭を押さえてみせる。


「おまえが生意気なことをいうからだ。絶対、勝つに決まってるだろ」

 もう、乱暴なんだから。
 僕は年下なんだからね、もう少し労わってほしいよ。


「その実力、ちゃんと見せてよね」

「分かった。キッチリ見とけよ」

 売り言葉に買い言葉な会話になってしまったけど。
 そのくらい強気な方が航太らしい。


「無駄なエネルギー使わせんなよ」

 このくらいたいしたことないじゃん。

「適度にエネルギー発散したら、程よく力が抜けていい試合が出来るかも」

 僕はにっこりと笑う。
 なかなかの名セリフ。


「ああ言えばこう言う。おまえのその本性、陽菜にみせてやりたいわ」



 呆れた顔をしながら、航太は苦々しい口調で言い放った。