今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「ということだから、悠斗、覚悟しておけよ。確実に敵になったからな。今までおまえのことは容認派多かったんだよ。悠斗が相手じゃ仕方ないって。残念だったな、これからはそういうわけにはいかないみたいだ」

 って、何のフラグだよ。

 俺の評判がガタ落ちしたってことか?

 バドミントンをしている人間にとって陽菜は特別な存在で、大事にされてるってことなのか。
 俺が見ている陽菜と部員達が見ている陽菜はずいぶんと違う。


 ギャップあり過ぎ。

 強いだけじゃなくて、謙虚さがあって、高嶺の花で、尊敬されるような女の子って、どんだけ凄いんだろう。


「ここまで話せば、少しは陽菜の状況もわかっただろ?」

 やっと顔を上げることが出来て

「……ああ」

 返事を返した。