今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「陽菜もわかってる? 俺がおまえのこと、どんなに大切に思っているか」

 陽菜がちょっと気恥ずかしそうに、俺の顔をそっと窺い見た。

「ありがと」

 かわいいよな。
 素直に思う。

 不意に見せられる女の子っぽい仕草にドキッとする。
 こんな表情、他の男には見せたくない。

 小学生の頃から、ずっと一緒に過ごして、陽菜の成長をずっと見てきた。
 泣いた顏も笑った顔も、悔しさも喜びも2人で分かち合って、これまで歩んできた。

 これからも。
 陽菜の一番の理解者は俺でいたい。


「陽菜。もっと甘えろよ。愚痴でもなんでもいいから、思ったことは話していいんだぞ。陽菜の言うことは何でも聞いてあげるから。もっと、俺を頼ってほしい」

「そんなことを言われたら、ホントに甘えちゃうよ。わがままになっちゃう。あんまり、甘やかしたらダメだよ」


 こら、なんてセリフを吐く。

 殺し文句だよな。


 こんなの聞かされたら、大抵の男は落ちる。
 無自覚でやってるんなら、おそろしいわ。