今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 陽菜が反抗?

 こんなことは初めてかもしれない。
 監督の言うことは絶対だったから、口答えをするなんて思ってもみなかった。


 ……それも、いいのかもしれないな。

 陽菜は模範生すぎるから。それと平和主義。

 自分の思いはもっと出していいと思う。
 まあ、大会も目の前に控えている時に、周りがうるさいと練習にも身が入らないよな。


「だったら、決まりだな。この弁当は俺と食べるってな」

 俺は陽菜が持っていた小さなバッグを奪い取った。

「あー」

 陽菜はびっくりして声をあげる。

「さあ、行くぞ」

 強硬手段。
 昼休みになったら、即、陽菜を迎えに行ってやる。


「ちょっと、待ってよ」



 置いてきぼりにされた陽菜が急いで俺を追いかけてきた。