今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

リビングに戻ってくると、陽菜は冷やしたタオルを顔から外していた。

「もう少し、冷やした方がいいよ」

「もう、充分だよ。反対に冷えすぎちゃって、凍傷起こしちゃうよ」

 冗談なんか言ってふふふって、控えめに笑った陽菜の頬を触った。

 包み込むように陽菜に触れてみたら、陽菜の言う通り手のひらに熱さは感じない。


「確かに、もう大丈夫みたいだね」

 そう言ったら、恥ずかしそうな顔をして目を伏せる。

 ドキッとする瞬間。
 陽菜ってふとした時に、思いもかけないところで、女の子になってしまう。


「ん。歩夢、わたしは大丈夫だから、帰っていいよ」

 ここで、強がっちゃうの?
 陽菜の言うことは聞かないよ。

「ご飯。まだでしょ? 何か作ってあげるよ。リクエストある?」



 こんな時は陽菜が一番食べたいものを。