今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「悠斗に陽菜と食べるように頼んだんだろ。俺じゃなくて、なんであいつだったんだ?」

 はっ?
 何? 僕のせいなの?

「最初から頼んだわけじゃないよ。一緒に食べたのを聞いたからそこに便乗しただけ」

 そう仕向けてしまったのは、僕かもしれないけど。

「航太兄ちゃんが彼女を作るからでしょ。そうじゃなきゃ、あいつになんて頼まないよ」

 使えないと思ったから、あいつにしたんじゃないか。

 陽菜をどうにかして助けてあげたかったし。
 誰かそばに入れば、陽菜だって残さずに食べるって思ったから。


「俺のせいか?」

「半分はそうかも。ここで責任のなすり合いをしても何も解決はしないけどね」

「同意。そうだな」

「どうせ、あいつがフライングしたんでしょ。だったら、あいつのせいだよ」

 この見解は間違っていないと思う。

 航太は僕の顔をびっくりしたように見て、それから、フッと笑った。


「その通り。あいつが悪い」

「だよね」


 航太も否定はしないし。
 いないヤツのせいにして、でも、ホントのことだろうから。


 僕達は顔を見合わせて、こっそりと笑い合った。