今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「やっぱり、陽菜もそう思うでしょ?」

「うん。そうだね」

「よし。よし。安心した。陽菜も人並みの審美眼はあったんだね」

 友達の1人に頭をなでられている。

「何なのそれ?」

 女子達の会話を何とはなしに聞いていた。

「まあ、まあ。他の男なんていいじゃん。陽菜にはちゃんといるんだしね。ねっ?」


 付き合っているやついるのか。

 そうか。

 そうだよな。
 
 けっこうかわいいし、いてもおかしくないよな。


 て、

 何気にがっかりしてる?
 


 いや、そんなはずはない。