今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 義務感いっぱいじゃん。

 そこには好意も何もない。

 歩夢に言われて仕方なくつき合っているような……
 陽菜にとって、それだけの存在ってことか?

「おまえさあ、陽菜のことだけしか見てないだろう? 人の目を気にしたことがあるか?」

「?」

 人の目……って、気にしなきゃならないことか?

「単に陽菜と弁当を食べているだけだけど。何か問題でも?」

「……」

 おまえはバカかって顔をして天を仰ぐなよ。しかも大袈裟なほどの大きな溜息つき。

 幸せが逃げていくぞ。


「もうちょっと、周りを気にしろよ」

 って、いったい何なんだよ。

「周りって?」


 ???


 何を言いたいのか、さっぱりだ。


 再度の呆れたような顏。また、溜息。



 ほら、幸せが逃げていった。