今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「もっと、肩の力を抜いたほうがいいと思う。今だって頑張ってるんだろ? ちゃんと結果はついてくるよ」

 って、何も知らなくせに分かっている風なことを言ってしまった。

 俺も以前よりは真面目に部活をやってるけど
『目指せ、全国』 
サッカー部でも目標ではあるけれど、行ければもちろん嬉しいけれど。
がむしゃらに頑張っていても、全国までの道は遠い。

陽菜のように小学生の頃から全国制覇していると見えるものも、俺とは違うんだろう。

全国出場の経験のない者が偉そうなこと言うのもおこがましいよな。


 陽菜が顔を上げて俺の顔をじっと見つめる。
 俺の表情に何を見つけたのかは分からないけど、陽菜は柔らかく微笑んだ。


「ありがとう」

「ん……」

 花が咲いたみたいな笑顔を見せるから、俺は照れくさくなって陽菜の頭をくしゃくしゃと撫でた。

 陽菜の頬がほんのりと赤くなったような気がして、慌てて手を離す。




「ごめん」



 無意識にやったこととはいえ、馴れ馴れしかったかなと思って謝ったら、



「ううん」


 って、イヤがってる素振りはないみたいだから、ホッとした。