「それがあったから、無理してでも食べるようになったし、練習もオーバーワークにならないように気をつけるようになった。自分でもうまくコントロールできるようになったって、思ってたんだけどな」
ひとつ、息をつく陽菜。
「それが今回出来ていないっていうこと?」
「そうみたい。自分でも思ってなかったんだよね。こんなに食欲が落ちるなんて。朝は母の目があるし、夜は歩夢がいるし、何とか頑張って食べてたんだけど。昼はとても喉を通らなくて……歩夢には食べたって言ったけど、ホントはジュースだけですませることもあって」
「ウソをついた?」
「違う。言わなかっただけ」
間髪入れずに帰ってきた言葉。
確かにウソはついていないんだろうけど。
言わなかったじゃなく、言えなかったんだろうって想像がつく。
ひとつ、息をつく陽菜。
「それが今回出来ていないっていうこと?」
「そうみたい。自分でも思ってなかったんだよね。こんなに食欲が落ちるなんて。朝は母の目があるし、夜は歩夢がいるし、何とか頑張って食べてたんだけど。昼はとても喉を通らなくて……歩夢には食べたって言ったけど、ホントはジュースだけですませることもあって」
「ウソをついた?」
「違う。言わなかっただけ」
間髪入れずに帰ってきた言葉。
確かにウソはついていないんだろうけど。
言わなかったじゃなく、言えなかったんだろうって想像がつく。



