今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「よかった。じゃあ、陽菜は自分でできるんだね?」

「うん」

 陽菜は大きく頷いて見せた。
 さっきと変わらない笑顔で。


「だったら、僕はお弁当作る必要はないんだね?」

「もちろん、作らなくていいよ。学食があるし、そこで白河くんと食べるから」

 あいつと、一緒に。
 ふーん。
 心なしか、楽しそうに聞こえるのは、気のせいかな?



「これから、白河さんと毎日食べちゃったりするわけ?」

「毎日は……ないと思うけど。どちらかに用事があったりしたら、一緒には食べられないし」

 ふーん。
 用事がなかったら毎日食べるんだ?
 陽菜にはその気があるって、口ぶりだよね。