今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「陽菜、僕のことなら心配しないで。ちゃんと考えてやっているから。無理もしてないよ」

「でも……」

「陽菜、甘えてよ。僕を頼ってよ。もっと、わがままになって。僕は陽菜の役に立ちたいんだよ」

「歩夢……これは、わたしの問題で、ホントはわたしがちゃんとしなきゃいけなくて……だから……」

 陽菜はそのまま俯いてしまった。


 はあ。
 何か、アンバランス。ちぐはぐ。


 頼りたい気持ちもあるんだろうけど、巻き込みたくない。自分で何とかしたいって、もがいているよう。



 まったく、もう。


 自分で管理できるんだったら、今頃こんなことになってないよ。




 分かってるの? 陽菜。