今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「もちろん、いつもじゃないよ。普段はもうちょっと、アバウトだから」

「そうか。だったら、ちゃんと食べなきゃな。歩夢くんが心を込めて作ってくれたんだろ?」


 結局、そういうことだよな。
 陽菜のために。それに尽きる。


「うん。ありがとう」

 陽菜の瞳が少し潤んだような気がしたけど、すぐに箸を握り直して食べ始めた。



 時折、クラスでの出来事なんか話して、笑い合ったりして。


 陽菜の言った通り、食べるのは遅かったけど、それもよかったりして……
 ずっと、隣にいられたから。



 陽菜が食べ終わった頃、

「明日も一緒に食べよう」

 って、言ったら、陽菜は面食らったように目をぱちくりとさせた。


「明日も?」

「俺と食べるの、1回で懲りちゃった?」

 ちょっと茶化すように言った俺の言葉に、左右に首を振った。


「ううん。そうじゃなくて、それは白河くんの方じゃないかなって思って」




 そうとるのか。