今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「ちょっと、待って。一つお願いがあるんだけど」

 歩き出した俺は歩夢の言葉に足を止めた。

「お願いって何だよ」

 このまま無視して帰ろうかと思ったけど、一応耳は傾けることにした。

「そんなにとんがらないでよ」

 おまえがしょうもないこと、いろいろ言うからだろ。
 ろくでもないことだったら、即帰る。

「で、何だよ」

「うん。陽菜のことなんだけど。もし、一緒に食事することがあったら、ちゃんと食べているかどうか見ていてほしいんだ。大会が始まるまででいいんだけど。あくまでも、もしもの時だからね。無理に一緒に食べる必要はないからね」


 何だよ、それ。

 もしも、とか無理に、とかって言われると、余計一緒に食べたくなるだろ。