今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

歩夢を見下ろす。

 譲れないものはあるんだと瞳に込めて。

 歩夢も黙って俺を見上げていたけれど、やがて相好を崩して笑い出した。

 そこは笑うとこか?

 爆笑される要素はどこにもないぞ。


 しばらく呆気にとられていたけど、バカにされたようで、ムカッとしてくる。


「確かにその通り。僕には関係ないよね。陽菜の問題だもん」

 分かってるじゃん。だったら……

「でもね、陽菜の生活ってバドで占められているから、他のことに目がいかないんだよね。誰かがちゃんと見てあげないと」

「それがおまえの役目ってわけかよ」

「うん。まあ、そういうことかな」

 どういう理屈だよ。

「この世の中、部活漬けの生活している人間はごまんといるだろ。陽菜だけがそういう生活をしているわけじゃないし、自分のことは自分でする。これが基本だろ」

「そうだね。その通りかもね。でも、僕には僕のやり方があるし、陽菜にもね。何でもセオリー通りに当てはまるわけじゃないし。でしょ?」

 ホントに、ああ言えばこう言う。



 生意気なヤツ。