今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 玄関を出た俺達はしばらく無言で歩いていた。

 別に歩夢に送ってもらう理由はないはずだけど、こいつにしても俺につき合う意味はないはず。その証拠に会話らしきものは何もない。

 1階のエントランスまで来たところで、さっきの気になった事を口にした。

 悶々とするより、聞いた方がいいよな。
 陽菜は考えとくって言ったから。


「明日から迎えに行くって、本気かよ?」

 歩夢はびっくりしたように俺を見て、微かに微笑んだ。

 学校でだって、そうそう会えるわけでもない。
 これ以上、陽菜との時間を奪われたくはない。

「もちろん、僕は本気だけど。陽菜の考えとくは、必要ないというのと同義だからね。僕が行くことはないと思うな」

 何だよ、それ。
 そんな意味が隠されてるのかよ。