今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「陽菜、ご飯の支度って、どのくらいかかるの?」

 さっきまでの重苦しい空気はどこへ行ったのか。
 明るい声で話しかける歩夢がいた。

「あとは盛り付けるだけだけど」

「だったら、そのあと、お風呂に入ったら? 僕は白河さんを下まで送っていくから」

「は?」

 いつの間に帰る話になったんだ。勝手に決めんなよ。
 とは思ったけど、このままいるのも、居づらいのは確か。

「帰るの?」

 やっと、俺の方を見てくれた。

「う……ん」

 なんとなく曖昧に返すと、陽菜は気まずさを含んだ表情で

「ごめんね。恥ずかしい所を見せちゃって。白河くんには関係のない事だったのに、イヤな思いさせちゃったね。ごめんなさい」

 って、頭を下げて謝ってくれたけど。

「別に、気にしてないよ」

 言ってみたけど。