今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 歩夢の腕を解かれた陽菜の顔がホッと緩む。

 たぶん、陽菜にとっては一番、振ってほしくないことだったのかもしれない。

 作るだけでお腹いっぱいになったって言っていたけど、いつもだったら、自分でも食べていたんだろう。
 そういえば、歩夢も同じことを聞いていたし。


 細い手首。
 Tシャツからのぞく腕も。
 伸びやかな脚も。
 モデルのように細くて均整がとれた身体と思っていたけれど。

 それは普通の女子を見た時の体型で、スポーツ選手として見ると、華奢すぎるんだろう。

 陽菜が全国トップレベルの選手だとは思ってもいなかったから、普通の女の子だと見ていた。


 バドミントンを離れれば、もちろん普通……。
 で……


 ちょっと、天然入ってる、かわいい女の子。
 それが、俺の中での陽菜のイメージだった。