今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 手のひらで撫でる歩夢の動きを止めるように手を重ねた。

「してないよ。いつもこれくらいでしょ」

 するりと陽菜の頬から手を離した歩夢は、陽菜の目を真っ直ぐに見つめた。
 身長が同じくらいだから、陽菜との目線が一直線。

「どれだけ落ちたの?」

 歩夢は陽菜の言葉に耳を貸す気はないらしい。
 まるっと無視して話を続けた。

 痩せたって言ったら、女子は大喜びするものなのに、なぜ隠そうとするんだろう。


 ここでも、2人の世界。
 2人にしか分からない話題。


「落ちてないよ。ホントだよ。まだ、準備が残ってるから、行くね」

 居たたまれないように目を逸らした陽菜はくるりと向きを変える。

 この話題には触れて欲しくないみたいに見えて、どこか不自然。


 ?マークで見ていた俺の前で、歩夢は咄嗟に離れようとした陽菜を引き寄せて、背中から抱きしめた。