今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「ねえ、陽菜。おじさんとおばさんは?」

「今日も遅いと思うよ」

「じゃあ、先に食べちゃっていいね。何作ろうか?」

「簡単なものがいい。パスタとか……」

「そうだね。バジルソースもあったよね?」

「うん」

「じゃあ、それにしよ」


 目の前で繰り広げられる仲良さげな会話。まるで恋人か、新婚夫婦みたいな。
 俺のことなどまるでいないかのように。

 見せつけられてる。
 陽菜との仲がどれほど深いのかを……


 一緒にご飯を作って食べるなんて、家族ぐるみの付き合いで、付け入る隙などないのだと主張しているんだろう。

 ばかばかしい。
 恋愛なんて付き合いの長さだけじゃないぞ。
 きっと。