今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「陽菜から聞いてない?」

「いや、何にも聞いてないけど」

 だいたいバドミントンの話なんてしたことないからな。
 陽菜も部活の話は一切しないし、俺も聞いた事はなかった。
 個人的に航太とか友達の話は出るけど。


「そうか。そうだよな。自慢するようなやつでもないしな」

 ずいぶんと思わせぶりなことを言う。


「何だよ。自慢って。もしかして自慢出来るような実力なわけ?」


「陽菜のレベル、随分と下に見てるんだな」

 航太は大袈裟にため息をつきながら、呆れたような顔をして俺を見た。

 いや、いや、いや。

 そんな目で見られるほど俺はバドミントンのこと知らないぞ。
 陽菜のプレイだって見たことないし、実力って言われてもわかるわけがない。



「言わなかった俺も悪いけど、陽菜はインターハイのシングルスで優勝してんだよ」