あき兄をなんとか宥めて落ち着かせた。
それよりお母さん以外、誰も喜んでくれないなんて…
お父さんは酔っ払っててわからなかったけど
多分あき兄やヒロと同じような反応するんだろうな。
柊斗…なんかこれから大変そうだよ…ごめんね。
「結菜。今度俺が帰って来た時、そいつ連れてこい」
まだ言うか!あき兄ってこんな心配性だったなんて知らなかった。
「わかった!でもあき兄が心配することないと思うよ?」
「わからないだろ!まだ結菜が自惚れてるから、わかってないだけかもしんないし」
あき兄はそう言うなり、リビングのソファにドスっと座り込む。
それにしても、自惚れって…
「でも、まぁ結菜の頼みだからジャージは貸してやる」
「ありがとうあき兄!!」
なんだかんだ言って、やっぱりあき兄は優しい。
こうして柊斗に着せるジャージもゲット!!
これであとはヒロの通う中学校へ行けばおっけい。
ヒロはあたしが中学3年生の時に1年生だったけど
なかなか見かけることなかったから
なんだか違う一面も見れる気がして楽しみだな。
それより気になることが
「あき兄いつ帰っちゃうの??」
実家に帰って来てもすぐ帰っちゃうから…
「今回は1週間いる予定だよ」
「ほんとに?!」
「あぁ。だからヒロも一緒にどっか連れてってやるよ」
「やったー!楽しみー!」
嬉しさのあまり思い切り万歳した。
あき兄とヒロの3人で出かけるの久しぶりだから楽しみっ

