心の底から君が好き②



あたしは観念して…


「何があったか話せる??」

「……」



少し迷ったけど…あまり深く関わりのない山崎先輩なら

でも柊斗と関係あるしな…



「もうこれ渡しといてなんでもないは通用しないよ??」


ごもっともです…

でも山崎先輩に言えば少しは柊斗守ってもらえるかも!

あたし1人じゃきっと守りきれない。


そんな考えが浮かんでくる。


だから…話してしまった…

保健の先生もいなくなってたから普通に話してしまった…






「…危ないなそいつ」

「……」



やっぱりそう思うよね。

こんなこと話しといてなんだけど

少し気が楽になってしまった。


「柊斗には言わないでください!!危ない目に遭わせたくないんで…」

「わかった…俺もなんか考えるよ」

「なんか…すみません…」

「謝んなくていいよー!俺、柊斗と結菜ちゃん付き合って嬉しかったんだよ??だから応援したいし、なんでも協力するよ」

「ありがとうございます…」



多分あまり関わりのない先輩だからこそ、言えたことなのかもしれない。

瑛美ちゃんはあたしと山崎先輩が関わりあるなんて知らないし。

聖奈とか田部くん、伊勢谷くんに言ったら、絶対誰かに手を出すと思う…あの子なら。



「とりあえずこの1週間が勝負だね」

「…はい」

「いろいろ作戦練ろう」


そう言ってあたしたちは分厚い壁をぶっ壊す計画を立て始める。

柊斗に隠しごとなんてしたくないけど…これは守るため。

正しい行動なのかは誰にもわからないけど…正しかったってなるように努力する。