あたしは観念して…
「何があったか話せる??」
「……」
少し迷ったけど…あまり深く関わりのない山崎先輩なら
でも柊斗と関係あるしな…
「もうこれ渡しといてなんでもないは通用しないよ??」
ごもっともです…
でも山崎先輩に言えば少しは柊斗守ってもらえるかも!
あたし1人じゃきっと守りきれない。
そんな考えが浮かんでくる。
だから…話してしまった…
保健の先生もいなくなってたから普通に話してしまった…
「…危ないなそいつ」
「……」
やっぱりそう思うよね。
こんなこと話しといてなんだけど
少し気が楽になってしまった。
「柊斗には言わないでください!!危ない目に遭わせたくないんで…」
「わかった…俺もなんか考えるよ」
「なんか…すみません…」
「謝んなくていいよー!俺、柊斗と結菜ちゃん付き合って嬉しかったんだよ??だから応援したいし、なんでも協力するよ」
「ありがとうございます…」
多分あまり関わりのない先輩だからこそ、言えたことなのかもしれない。
瑛美ちゃんはあたしと山崎先輩が関わりあるなんて知らないし。
聖奈とか田部くん、伊勢谷くんに言ったら、絶対誰かに手を出すと思う…あの子なら。
「とりあえずこの1週間が勝負だね」
「…はい」
「いろいろ作戦練ろう」
そう言ってあたしたちは分厚い壁をぶっ壊す計画を立て始める。
柊斗に隠しごとなんてしたくないけど…これは守るため。
正しい行動なのかは誰にもわからないけど…正しかったってなるように努力する。

