「とりあえず保健室連れて行く」
「あたしも行く!!」
俺は結菜をおんぶして教室を出る。
それを瑛美が睨みつけてたなんて俺は知るはずもなかった…
*..*..*..*..*..*..*..*
「結菜やっぱなんかあったんだろ??心配させんなよ」
「……」
恐怖心かなんかがあるのか何も答えない。
「結菜…ごめんね。気づかないで…」
歩きながら山本さんが泣き出してしまった。
「…ごめんなさい…」
後ろから結菜がかすかに謝る。
その声には力がこもってないというか覇気が全くない。
ベランダで話した時は少しは普通だったけど
その直後くらいからおかしくなった…あの短時間で一体何が…
「結菜…とりあえず落ち着くまで無理に話さなくていいから」
「ありがとう…」
なんか弱々しい結菜を見てるのが辛い。
かわいそうで仕方なくなる。
どうにかしてやりたいけど…原因がわからないからな。
聞き出すよりも見つけ出すしか方法はないのか…

