でもこのままこんな状態で教室にいたら
みんなにうざがられるだろうな。
それにこんなとこ瑛美ちゃんが見たら…
考えただけでも恐ろしい。
「柊斗ベランダ行こうよ」
「ん??いいよ」
離してくれるのかと思いきや
抱きしめたまま歩き出した。
器用と言うかなんというか…
周りから見たら絶対おかしい光景だよ。
「結菜ベランダついたよ!」
「あ…!じゃあ座ろう」
離して隣同士で座るのかと思いきや
あたしの向きを変えて柊斗の足の間にあたしが座る状態。
なんなんだこれは。
今度は土手バージョンからのベランダバージョンですか。
「結菜寝ていいよ??眠いんでしょ??」
「え??あぁ!もう覚めちゃった!」
「そっか!おはよう結菜!」
「うんおはよう」
そしてこの会話。
他愛もない会話だけどなんだか口元が緩んじゃう。
こうやってくっついてられるって幸せなこと。
そんなこと考えたらふと瑛美ちゃんの言葉を思い出す。
『期限は1週間』
重い現実が圧し掛かってくるよ。
柊斗と離れるのなんて…絶対やだ…
大好きなんだもん。
なんでお互い大好きでいれてるのに離れなくちゃいけないの?

