心の底から君が好き②



でもこのままこんな状態で教室にいたら

みんなにうざがられるだろうな。

それにこんなとこ瑛美ちゃんが見たら…

考えただけでも恐ろしい。



「柊斗ベランダ行こうよ」

「ん??いいよ」


離してくれるのかと思いきや

抱きしめたまま歩き出した。


器用と言うかなんというか…

周りから見たら絶対おかしい光景だよ。



「結菜ベランダついたよ!」

「あ…!じゃあ座ろう」


離して隣同士で座るのかと思いきや

あたしの向きを変えて柊斗の足の間にあたしが座る状態。

なんなんだこれは。



今度は土手バージョンからのベランダバージョンですか。




「結菜寝ていいよ??眠いんでしょ??」

「え??あぁ!もう覚めちゃった!」

「そっか!おはよう結菜!」

「うんおはよう」



そしてこの会話。

他愛もない会話だけどなんだか口元が緩んじゃう。

こうやってくっついてられるって幸せなこと。



そんなこと考えたらふと瑛美ちゃんの言葉を思い出す。


『期限は1週間』


重い現実が圧し掛かってくるよ。

柊斗と離れるのなんて…絶対やだ…

大好きなんだもん。

なんでお互い大好きでいれてるのに離れなくちゃいけないの?