そして多分柊斗のことなんだろうけど…
いっこうに歩くのをやめずにどこに行くのかな。
「ここでいっかー」
たどり着いた場所は体育館裏。
よく漫画である体育館裏…
告白とかで…よく使われるであろう…体育館裏…
でもこれから起こるのは決して告白ではないと思う。
むしろ告白だったら困る…って何を考えてるんだあたしは!
あたしの腕を掴んでた手を離し、こっちに振り向く。
その瑛美ちゃんの顔は笑顔なんだけど…なんか違う。
少しの沈黙。
最初に沈黙を破ったのは瑛美ちゃんで
「あのさ…見てわかると思うけど」
「……」
何を言われるか大体想像はつく。
「あたし柊斗が好きなんだよね」
「……」
やっぱり。
絶対それを言われると思った。
予想だけど…それで別れろとでも言うのだろうか。
「ずっとずっと小学生から大好きなんだ!!だから…あたしに譲ってほしい」
「……」
予感的中。
それより譲るって…
「結菜ちゃんよりもあたしの方が柊斗のことよく知ってるし、幸せにできると思うんだよね!!」
「え…?」
「だって結菜ちゃん全然柊斗に愛情表現っていうのかな…してないじゃん!!柊斗がかわいそう」
「……」
何も言い返せない。
図星だから…愛情表現してない…柊斗がかわいそう…

