心の底から君が好き②



そして多分柊斗のことなんだろうけど…

いっこうに歩くのをやめずにどこに行くのかな。




「ここでいっかー」


たどり着いた場所は体育館裏。

よく漫画である体育館裏…

告白とかで…よく使われるであろう…体育館裏…



でもこれから起こるのは決して告白ではないと思う。

むしろ告白だったら困る…って何を考えてるんだあたしは!





あたしの腕を掴んでた手を離し、こっちに振り向く。

その瑛美ちゃんの顔は笑顔なんだけど…なんか違う。




少しの沈黙。

最初に沈黙を破ったのは瑛美ちゃんで



「あのさ…見てわかると思うけど」

「……」


何を言われるか大体想像はつく。



「あたし柊斗が好きなんだよね」

「……」



やっぱり。

絶対それを言われると思った。


予想だけど…それで別れろとでも言うのだろうか。




「ずっとずっと小学生から大好きなんだ!!だから…あたしに譲ってほしい」

「……」


予感的中。

それより譲るって…




「結菜ちゃんよりもあたしの方が柊斗のことよく知ってるし、幸せにできると思うんだよね!!」

「え…?」

「だって結菜ちゃん全然柊斗に愛情表現っていうのかな…してないじゃん!!柊斗がかわいそう」

「……」



何も言い返せない。

図星だから…愛情表現してない…柊斗がかわいそう…