結局昨日の帰りの土手…柊斗の家の近くだったらしく、何故かわからないと言ったらしい。
…いやいや!!全く柊斗の心読めンわ!!
今は授業の合間の休憩でトイレから教室に
戻ろうと歩いてる。
相変わらず瑛美ちゃんは柊斗に会いにくる。
柊斗はあたしを不安にさせないようにしてるのか
少しだけ愛想悪くなったようにも見えた。
こんなことしなくてもいいんだけどな。
柊斗にも瑛美ちゃんにも悪い気がする。
だから瑛美ちゃんがいなくなったら
普通に話していいよって言おうと思う。
「いろいろ難しいな」
洗った手をハンカチで拭きながら歩く。
教室に戻ったらまだいそうな気がするな。
不安は消えたけど、嫌は嫌だよね。
ほんとにあたしは心が狭いんだな。
「ねぇねぇちょっと来て!!」
--ドキ!!
いきなり後ろから話しかけられて
そのまま腕を掴まれ引っ張られる。
何この状況?!
よく見るとこの引っ張ってる人…
瑛美ちゃん。
なんか用なんだろうか。
あたしは引っ張られるがままについて行く。

