心の底から君が好き②



お巡りさんに助けを呼ぶなんて

絶対したくないから自力で帰ろう。


迷子の迷子の○○○あなたのおうちはどこですか♪


こんな状況なのに定番のあの音楽が脳内に流れてきた。



「柊斗そろそろ帰ろうっ」

「えー!折角なんだからもうちょっといようよ」

「帰れなくなっても大丈夫なの??」

「俺は全然。むしろ結菜といれるから最高!」



まぁ…まだ時間も早いし大丈夫かな。

あたしはいつも思うけど柊斗に甘い!

あの文化祭の決めた時から甘いよね!

厳しくしようなんて思ってたけど、到底無理そう。



「じゃああと少しだけね」

「うん!俺ら迷子だから早めに行動しなきゃだしね」



そんなこと言うからまた脳内に再生された。

迷子の迷子の柊斗ちゃんあなたのおうちはどこですか♪



それよりここは土手だね。今さらだけど…

良い感じの眺め。



「あぁさみぃさみぃ」


やっぱり寒がりなんだね。

柊斗が体育座りしてるあたしの後ろに移り

後ろから抱きよせて来た。



「結菜あったかい」



いつも教室でしてるやつの土手バージョン。

この体勢が結構好きだってことはココだけの話。

今度あたしがやってやる!!

なんて謎の誓いをするのであった。