お巡りさんに助けを呼ぶなんて
絶対したくないから自力で帰ろう。
迷子の迷子の○○○あなたのおうちはどこですか♪
こんな状況なのに定番のあの音楽が脳内に流れてきた。
「柊斗そろそろ帰ろうっ」
「えー!折角なんだからもうちょっといようよ」
「帰れなくなっても大丈夫なの??」
「俺は全然。むしろ結菜といれるから最高!」
まぁ…まだ時間も早いし大丈夫かな。
あたしはいつも思うけど柊斗に甘い!
あの文化祭の決めた時から甘いよね!
厳しくしようなんて思ってたけど、到底無理そう。
「じゃああと少しだけね」
「うん!俺ら迷子だから早めに行動しなきゃだしね」
そんなこと言うからまた脳内に再生された。
迷子の迷子の柊斗ちゃんあなたのおうちはどこですか♪
それよりここは土手だね。今さらだけど…
良い感じの眺め。
「あぁさみぃさみぃ」
やっぱり寒がりなんだね。
柊斗が体育座りしてるあたしの後ろに移り
後ろから抱きよせて来た。
「結菜あったかい」
いつも教室でしてるやつの土手バージョン。
この体勢が結構好きだってことはココだけの話。
今度あたしがやってやる!!
なんて謎の誓いをするのであった。

