心の底から君が好き②



2人の歩く速度がものすごくゆっくり。

瑛美ちゃんがそうさせてるようにも見える。

あの中に割り込みたい衝動にかられるけど

決してそんなことできる勇気はない。



「なんか良い感じだよー」


見てるのが物凄く惨めに思えてきた。

こんなことしてなんになるのか。



そんなこと思いながらみてたら


「え?!」



瑛美ちゃんが柊斗の手をとった。


「何やってるの…」



両手で柊斗の手を握り笑顔で話してる。

さすがにこれは…




「ダメーーーーー!!!!!」



いても経ってもいれらず飛び出してしまった。



2人共あたしを驚いたように目を見開いてみる。



「結菜・・・??」


柊斗の声で我に返り、顔面蒼白になる。

やってしまった…

ど…どうしよう…





「あ…あの…ごめんなさい!!」



深くお辞儀して逃げるかのように足早に去る。

ひたすらひたすら走った。



あたしはあんなことするつもりはなかったのに。

邪魔したかった訳じゃなかったのに。