2人の歩く速度がものすごくゆっくり。
瑛美ちゃんがそうさせてるようにも見える。
あの中に割り込みたい衝動にかられるけど
決してそんなことできる勇気はない。
「なんか良い感じだよー」
見てるのが物凄く惨めに思えてきた。
こんなことしてなんになるのか。
そんなこと思いながらみてたら
「え?!」
瑛美ちゃんが柊斗の手をとった。
「何やってるの…」
両手で柊斗の手を握り笑顔で話してる。
さすがにこれは…
「ダメーーーーー!!!!!」
いても経ってもいれらず飛び出してしまった。
2人共あたしを驚いたように目を見開いてみる。
「結菜・・・??」
柊斗の声で我に返り、顔面蒼白になる。
やってしまった…
ど…どうしよう…
「あ…あの…ごめんなさい!!」
深くお辞儀して逃げるかのように足早に去る。
ひたすらひたすら走った。
あたしはあんなことするつもりはなかったのに。
邪魔したかった訳じゃなかったのに。

