「うん!柊斗と同じクラスがよかったなー」


ものすごい笑顔で柊斗に話しかけてる。

しかもその笑顔が天使のようにかわいい。



「ううううううううう」


あたしはその光景を見てるのが嫌で

机に突っ伏した。


なんなのこれなんなのこれ!!




「結菜。あの子が隣のクラスにきた転入生だって」


頭上から聞きなれた聖奈の声。

あ…あの子が例の転入生だと??



突っ伏してた顔を勢いよく上げ



「あの子何者?!もしかして…元カノとか…」



ぎゃぁぁぁぁぁぁー!!

やだ!無理無理無理。

柊斗の元カノとか考えたこともなかった。




「落ち着け!!また結菜の早とちり始まっちゃったよー」

「だ…だって…あんなの…うぅ」


あたしの顔は絶望感漂ってるだろう。

あれを見て冷静でいれる方が無理!




「とりあえず落ち着くためにベランダ行こ」


あたしの腕を掴みベランダへ促す。

助かる聖奈。


まだクラスに戻る気なさそうだしあの子。





「うぅーうぅー聖奈あたしどうすれば…うぅー」



意味分からないうめき声が出てくる。

これは異常かもしれない。

そしてあたしは聖奈にすがる。