まだ始まるまで20分もある。
相当あたしたちは早くに学校来たんだなって思う。
柊斗が自分の席に行くのかと思いきや
なぜかあたしの席の方に向かい
--ズズっ
あたしの椅子を引いて座った。
あれ?あたし座れないじゃん。
「柊斗、ココあたしの席っ」
「知ってるよ?座ればいいじゃん」
はい?!座ればいいじゃんって…
「柊斗が座ってるから座れないよーっ」
「いやいやっ。ココ座ればいいじゃん」
そう言って柊斗がココって自分の足をパンパンと叩いてる…
そこに座れって言ってんの?!ちょちょちょ…
「ちょっと待って!す・わ・れ・ま・せーん!」
しょうがないなあと言わんばかりの顔をして
あたしの腕をグイッと引っ張り
「はい。これでおっけー」
あたしは柊斗の力に勝てるはずもなく
あっという間に柊斗の足の上に座ってしまった。
柊斗は満足したのかにこにこしてる。
でも周りの人たちは、見慣れているのか反応も特にない。
これが現状なのである。
だから付き合ったと聞いても特別驚く人はいないと思う。
だからあたしも瞬時に諦めてこの状態のままでいる。
ほんとはちょっと…いやものすごく嬉しいけど。

