でもすぐに笑顔にもどって
「まぁ結菜が幸せそうでなによりだよ」
そう言ってくれた。
認めてもらうって嬉しいことだね。
「ありがとうございます!」
柊斗は何度も何度もお辞儀する。
そんな柊斗を見ると嬉し涙が出そうになる。
そんなこと考えてたら
「…いってきます。」
ものすごく黒いオーラをかもし出してる人物がもう1名。
「ヒロ!いってらっしゃい!」
「あぁ、いってきます!」
一瞬笑顔を見せてくれたけど、柊斗を見るなり
「どけ」
ものすごく睨みつけて歩いて行ってしまった。
「ヒロ…?」
やっぱりおかしい…柊斗に敵対心をもろ出しまくっている。
そんなに柊斗が気に食わないのかな。
「やっぱりか…」
柊斗も何かを察したのかそう言う。
「やっぱりって??」
「ん??まぁ結菜はわからなくていい!」
ものすごく気になる発言。
なんなんだろうか。後々わかることなのかな。
あき兄もわかったのか、あははと笑っている。
あたしだってわかってあき兄みたいに、あははって笑いたいのに。

