激しい銃撃戦は1分で終わった
「制圧完了」
「遺体を収容します」
「けが人はいないか?」
高校まで一緒だった新山の声だった
「松井一尉が被弾、止血をしています」
僕は、あわてて飛び出した
「新山!けが人は男か?女か?」
「小林何故ここにおんねん?」
「説明は後や!どっちやねん?」
「一尉は、女性や」
「よっしゃおまえついてるで!連れてこい」
「部下撃たれてついてるわけないやろ」
「同級生の医者がおったって言うて連れてこい
臨床経験ないけど、医師免許もっとる
説明は後や、お前一人で連れてこい」
「出血多量や、ヘリ到着まで30分、もつか?」
「あ、こちら女優の大崎優子さん、知ってるやろ?」
「知ってるも何も知らん日本人おらんやろ?」
「陸上自衛隊のににに新山一佐であります 」
「こんな時に敬礼ええし、ほんでなあ、小4の時、お前鉄棒から落ちて、出血多量で
しにかけたやろ?おぼえてるか?」
「ああ、ほんで今頃なんでや?
お前のおかちゃんが痛いの痛いの
飛んでけ!言うたら、マジで飛んでいったってあれやろ」
「あれ今からやる、一尉が二例目」
「ほっといたら死んでまうし、お前を信じるしかないな」
「おおきにありがとさん、で、手繋いで、ハグして、キスしたら完了
部下には、俺が名医やったと嘘つけ
この子治った瞬間、僕は倒れて2時間くらい起きれません
優子さん介抱お願いします」
「介抱って?」
「毛布の一つもかけたって下さい」
「てかなんで関西弁なん? 」
「芦屋のボンボンやからです
ホナいこか」
僕は、一尉の手を取った、婦人科系の病気で
痛みを堪えている時に撃たれた事がわかった。
被弾した脚に念を送る
傷口から銃弾がめりだした

ズボンに血が残った
傷口をあえて残し、次に、お腹に手を当てて
今度は本気で、念を送る
熱いものが野球ボールのように僕の右手に収まった
透明な野球ボールを、床に落とすと
一尉を強くハグした
一尉の体は、ストレスだらけだった。
「あっ」
一尉が目を覚ました。
僕は、一尉の唇を奪った
一尉は、手を回し、強く抱きついて
舌を入れてきた
と、ここで僕は力つきた。
「小林!」
新山が、僕を抱えてベッドに寝かせた
らしい
「隊長!ラブシーン見ていたのでありますか?」
「詳しい説明は後だ、撤収する」
一尉は新山に引きずられるように
帰って行った。