そんなオオカミがいつものルートで森を散歩していると、

見慣れないものを見つけました。

「なんだコレ!」

それは恐竜の卵のようでした。

「たまごか!うまそー」

オオカミはしたなめずりをしました。

ちょうど、いい具合にお昼どきです。


危機を察したのでしょうか。

ぺきぱきっ

「うわあっ!」

卵が慌てたように割れました。

オオカミは釘付けになって見守りました。