佑輔を見ると、暗くても分かるくらい照れた表情をして 「目閉じて」 と言われた言葉を素直に従うと、映画で見た時のような優しいキスが一回だけじゃなくていっぱいしてくれた。 「あたしも佑輔のことすっごく好き!」 と言って抱き締め返したんだ。 もうその頃のあたしはすっかり涙も止まっていて、涼太くんのことは頭から消えていた。 そして思ったんだ。 結局、どんなにかっこいいと思った人がいても、 あたしには佑輔に勝てる人は誰もいないんだって。 Fin*.