佑輔がようやく足が止まった場所は佑輔の部屋だった。 そして壁にあたしを張り付けて、あたしの頭の上の壁に佑輔が右腕をガンッと音をさせてつけると 「未紗はどこまで俺を嫉妬させれば気が済むわけ? 隣で見てる俺の身にもなれよ!」 や、やばい。 佑輔が本気で怒ってる。 佑輔の大きな声にびっくりしてまた涙が溢れてくる。 「ご、ごめんなさい」 ……謝るしかない。