あ。これもまた何かでかい写真がある!誰だろうこの人。
あ、あれー・・・どっかでみたことあるような・・・


「それは、日向様ですよ、姫」


ひ、姫!?
階段の上から聞こえた声。
そこにいたのは、アニメやマンガで出て来そうなヒツジ?の人が立っていた。

青の髪に眼鏡をかけている。まさにイケメンヒツジだ。何なんだここは!?現実なのか!?それとも、誰かがあたしに幻術をかけたのかっ!?

シュッシュっとボクシングをやっているかのように体を動かすあたしにヒツジの人は、「クスッ」と笑った。


「えっ!あっ、あのう・・・」


「如月 麗美さんですよね?」


あれ?何であたしのこと知ってるの?