High school Love

私は帰り道を歩いていた


また後ろから気配が


あのときと一緒だ


私は立ち止まって後ろを向いた


「飯田くんでしょ? バレバレ」


私は笑いながら飯田くんを見た


飯田くんは気まずそうに私を見る


「えっと… あの… この前は…」


「別に気にしてないよ 一緒に帰ろ」


「いいのか?」


「もちろん でも悟のサッカーをバカにしたこと許さない」


私は飯田くんを睨み付ける


「あれは… ごめん! でも事実だから」



「飯田くんサッカーやってたんでしょ?」


私は飯田くんに質問する


「まぁな… でも今は…」


「何で逃げるの?」


私の口調はどんどん強くなっていく


「べつに逃げてなんか…」


「逃げてるよ! 私は飯田くんのサッカーが見たい!」


「相沢…」


私は飯田くんの瞳をじっと見つめていた


「詳しく聞かせてくれないかな?」


飯田くんは少しうつ向くと


「わかった」


そう言い話始めた