High school Love

「よし! 新田!」


俺のほうにボールが転がってくる


「はい!」


俺はボールをもらうとそのままゴールに向かった


「新田! シュートだ」


俺はゴールに向かっておもいっきりボールを蹴った


ボールは吸い込まれるようにゴールの中に


「よし!」


俺はフェンスの方を見る


女子たちは何人かいるけど


アイツはいない…


もう中学のときみたいに練習を見に来てはくれない


中学ときは毎日練習を見に来てた


もちろん目当ては俺じゃない


2年のときはサッカー部の部長


そして3年のときはサッカー部のエース


俺なんか眼中にもなかったんだろう


けど俺が悪い


俺がアイツをふったから…


「新田! 次いくぞ!」


「はい!」


俺は後悔しかしてない


恋愛に関してもサッカーにしても