昨日も、
亜貴はあたしの部屋に顔を出した。


昨日は磯辺くん、武田くんも来て、
一緒にあたしを励ましてくれた。




そして、今、あたしは歩いてる。









お線香の匂いが鼻をつく。



天涯孤独で、
親も親戚もいない彼のお葬式はすごく寂しくて、



それでも、Blue skyのファンや、
男子校の生徒達、


中学時代の祐兎を知ってる人が沢山集まっていた。





そこには、
うちの学校の生徒も何人かいて、



その中には彩夏たち、
元Reesのメンバーもいた。



みんなが揃って喪服を着て、
椅子に座ってお経の音を耳にしている。



あたしはそんなしんみりした中を
ゆっくりと歩いていった。











「え・・・?」




「REIだ・・・」




「嘘。REIが来た」



「いないと思ったら・・・」




「え?でもREI、なんで・・・」




「あの格好・・・」












「麗華・・・」