夢を叶えるには恋人が必要です!




あ、しまった。


日本語だった。


えーっと...



『こんにちは。』



私は昨日復讐したばっかりのフランス語で語りかけた。



『こんにちは! 僕、カルク!!』




流暢ではないけれど、なんとか通じたようだ。





『お姉ちゃんの髪、黒色なんだね!!』



そっか。確かに珍しいよね。




『そうなの。 どうかな? 変だと思う?』


カルクはびっくりしたみたいだ。