「おま、ホントに、プっあっははは」 「..........。」 なに、なに、なんなのよ、この男は!!! いくら初対面だとしても流石に私の怒りメーターが満杯になろうとしている。 「.........あるよ。翼。」 「はぁっ?」 私が拳を構えた瞬間だった。 「飛べるさ。 お前なら、な。」 「え.......。」 その男は最後に極上の笑みを残して、私の前からいなくなった。 いつのまにか、飛んでいた飛行機に驚く。 「あ、あれ....?」 そんな怖くない....?