「そんなある日、姉妹は小さな公園でケンカをしました。」 「きっかけは本当に些細なことだったのに、血が上っていた紅羽は美鈴に酷いことを言いました。」 ”美鈴なんて大っ嫌い!!!” ...そんなことを本気で思った日なんて、今日まで生きてきて一度もないのに。 かけがえのない、ただ一人の大好きな妹だったのに。 「ついに、美鈴は泣き出してしまいました。」 "みすずだってお姉ちゃんなんかきらいだもん!!!!" ワンワン泣きながら、いった美鈴の言葉が脳裏をよぎる。