波乃の話じゃ、もっと簡単に説得できる話だったはずなのだが.....
紅羽ちゃんの、 思い にこちらが圧倒されてしまった。
そして懐かしい高校時代の自分を顧みてしまった。
さすが、あの頑固者、波乃の子供。いや、波乃よりたちが悪い。
波乃はバカだったけれど、泰介(たいすけ)さんはものすごく頭がよかったから、紅羽ちゃんは間違いなく、その頭のいい血を引いている。
「はぁ.....」
紅羽ちゃんのあの強い瞳を思い出して、二度目のため息を着いた。
きづくとキノコ茶はなくなっていた。
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