「まさかユウヤお前っ2年の夏木さんといるんじゃねーだろうなぁっ!」
「……そのまさかなんだけど…。」
「……どうもはじめまして、2年の夏木カホです。」

私が挨拶するとユウヤのクラスメイトやその他のクラスの友達みんなはわーわー騒ぎだした。
年齢的に彼氏彼女のいる子がまだとても少ないから恋人同士をみると騒いでしまうものなんだろう。

付き合ってることすら知らないでいた彼らがなぜ私の名前を知っていたかというと、ユウヤが私にひとめぼれしたときにみんなで協力して私の名前を調べたかららしい。
ユウヤの友達は付き合ったことを報告しなかったユウヤにちょっと怒っている人もいた。