君のそばで笑っていたくて






有野君にちゃんにちゃんと返事をしよう。ごめんなさいって。




「中谷さん!」



「あ、有野君…。昨日の事なんだけど…」



「う…うん。」




沈黙……




「ごめんなさい…私まだ恋とかよく分からなくて。

だから、有野君とは付き合えない…。

だけど、私を好きになってくれてありがとう!!」




「分かった。はっきり言ってくれてありがとう。じゃあ、中谷の事諦めるわ!」




顔を真っ赤にして私にそう言った。




照れてるのかな?可愛い…




こんなに弱虫で何も出来ない私を好きになってくれる人がいるなんて。




強くならなきゃ。